「ご近所で始める建設工事の事前挨拶」と言う電話は詐欺の第一手かも
江戸川区での話です。
【経 緯】
建設会社を名のり『ご近所で老人ホームの建設工事があるので、事前のご挨拶を電話でさせていただいております』という電話がかかった。
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翌日『ラクテンの者』と称する人物から『このたび“サクラビラ”という老人ホームがご近所に建設されることはご存知でしょうか。ついては、あなたに老人ホームの入居権がありますが、よろしければその権利を譲っていただけませんか』と電話があった。
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そのような話には関心はありません、あなたは『ラクテン』と言うが、事実かどうかわかりませんから、と告げると相手は豹変し『失礼な奴だ。これから2時にそちらに行くから待っていろよ』と言って一方的に電話を切りました。
【裏 側】
老人ホーム建設工事の事前挨拶、と言う最初の電話は、近所に老人ホームが建設されるのは本当だ、と思わせて、後から出てくる老人ホーム入居権の話を信用させるための仕掛けです。
詐欺のために複数の者が役回りを演じる手口を「劇場型」といいます。この2件の電話は「劇場型」の典型です。
このような電話があったら、多く会話することは避けて、一旦電話を切り「局番なしの188(消費者ホットライン「いやや」)」に相談してください。
188がつながらないときや脅威を感じたときは110番通報しましょう。
- 高齢者ホーム2016 (週刊朝日ムック)
- 朝日新聞出版
- 2015-09-29
- 本
- 後悔しない高齢者施設・住宅の選び方
- 日本実業出版社
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